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赤字はクエスト対象・青字は非ユニーク マクナ原生林 モンスター名 LV 種族 感知 居場所 備考 落とすアイテム 陽炎のフォルテ LV033 ディノス 視覚 ネジリ木のゲート北西マップを開いた時の”み場”にある結晶の南の道 クエスト:強敵を求めて(マクナ原生林)昼の熱波限定カウンタースパイク:210ダメージ 武器 キングフロッグ(U) 愛のカムカム(U) 蛇骨のカムカム(s2) 闘士のカムカム(s2) 爆発のバクバク(s3) 瞑想のツクツク(s1) 防具 ノボルギア クールジェル(U) クールオイル(U) クロノスグローブ(U) パンサーブローブ(s1) ジャンゴグローブ(s1) パンサーシューズ(s1) アーツ書 その他 ディノスの魔光石 綺麗なディノス結晶(炎熱防御,炎熱追撃,ヘイトアップ) スキエンティ・グリフ 流麗のアルバトロ LV033 アンセル エーテル 大瀑布河口の岸辺マップ上でサンのつり橋と北のエーテル鉱床の間を飛んでいる クエスト:強敵を求めて1(サイハテ村)対象晴れ・熱波限定(雨以外)崩し・転倒無効 武器 ノザンパイク(s1) 獅子刀(s2) レイニースタッフ(s1,s2) 蛇骨のカムカム(s2) 闘士のカムカム(s1)愛のカムカム(U) 防具 ノポルアーマー(s0) ノポルガード(s1) ノポルブーツ(s0) ジャンゴボトムズ(s1) クロノスボトムズ(U)クールオイル(U) クールサンダル(U) アーツ書 その他 アンセルの七色手羽先 スキエンティ・グリフ 綺麗なアンセル結晶(冷気防御,地上迷彩,即死抵抗) 怠惰のブルーコ LV034 エルーカ 視覚 キイロの花畑 クエスト:強敵を求めて3(サイハテ村)対象夜限定転倒スパイク:630ダメージ背面からの物理耐性50% 武器 マーブルバンカー(s1) エトワールスナイプ(s1) ファイブスターロッド(s1) 闘士のカムカム(s1,s2) 愛のカムカム(U) 防具 マクナキャップ(s1) クロノスキャップ(U) ノポルギア(s0) ジャンゴトップス(s1) クールオイル(U)ジャンゴボトムズ(s1) クールサンダル(U) アーツ書 その他 エルーカの激辛青汁 スキエンティ・グリフ 綺麗なエルーカ結晶 老兄のグラグース LV034 クロード 視覚 ノポンアーチ北東の段差の上 クエスト:老兵ヤーンの試練(コロニー9)晴れ・熱波限定(雨以外)スリープ・出血に注意 武器 デストロイガーダー(s3) 無月の護刀(s3) 撃鉄(U) ゲイルショット(s3) ダークキャノン(s2) セイントロッド(s2,s3) グラスロッド(U) 夢見のツクツク(s3) 鉄壁のツクツク(s3) クイーンフロッグ(U) 防具 レスキューキャップ(s1) レスキューカフス(s1) パンサーキャップ(s) パンサーグローブ(s1)サーペントギア(U) サーペントアーマー(U) サーペントガード(U) サーペントレギンス(U) サーペントブーツ(U) アーツ書 その他 クロードの暗視目玉 スキエンティ・グリフ 大きなクロード結晶(夜間命中アップ,出血強化,飛行迷彩) 執念のガルガロン LV035 オルガ 視覚 フーディの住処 クエスト「勇者の心意気」クリア後クエスト:キカより先回り!(サイハテ村)対象 武器 剛盾ラムトク(U) ダイナスター(U) 朧月の護刀(s1) ファイブスターロッド(s1) 闘士のカムカム(s2) 防具 マクナキャップ(s1) ジャンゴトップス(s1) クールオイル(U) クロノストップス(U) パンサートップス(s1)クールパンツ(U) クロノスボトムズ(U) パンサーシューズ(s1) アーツ書 その他 オルガの装飾仮面 スキエンティ・グリフ 綺麗なオルガ結晶(抜刀テンション,筋力アップ,攻撃力強化) 春風のゾルホス LV037 エクス 視覚 カゼオイの風車小屋から北 クエスト:強敵を求めて2(サイハテ村)対象カウンタースパイク:250ダメージ正面からの物理・エーテル耐性10%・道の端で戦うか速攻で倒さないとディノル・サウラーに乱入される 武器 剛盾ラムトク(U) セイクレドバンカー(s2) ノザンパイク(s2) 獅子刀(s2) 花冷えの太刀(s1)迅雷(U) ファイブスターロッド(s1) 瞑想のツクツク(s1) 防具 ジャンゴキャップ(s1) ノポルアーマー(s1) クロノスグローブ(U) マクナボトムズ(s1) クールパンツ(U)パンサーボトムズ(s1) クロノスシューズ(U) アーツ書 その他 エクスの鉄心臓 スキエンティ・グリフ 綺麗なエクス結晶(出血防御,素早さアップ,筋力ダウン) 灰汚れオルガ LV041 オルガ 視覚 ノポンアーチから北東 クエスト:巨人の襲撃!(サイハテ村)対象クエスト中限定(3体出現) 武器 ジャックガーダー(s2,s3) 月影の護刀(s2) 夢見のツクツク(s3) 防具 レスキュートップス(s1) レスキューシューズ(s1) パンサートップス(s1) パンサーボトムズ(s) アーツ書 その他 オルガのコシミノ 綺麗なオルガ結晶(HPアップ,テンション変動,筋力アップ) 残虐のグラーヴァ LV046 スピカル 視覚 征服王アギニの墳墓内部 クエスト「マクナ遺跡の謎2」受注後 武器 デストロイガーダー(s3) 無月の護刀(s3) グラスロッド(U) 鉄壁のツクツク(s3) クイーンフロッグ(U) 月影の護刀(s3) ゲイルショット(s3) ダークキャノン(s3) 撃鉄(U) 防具 サーペントギア(U) サーペントアーマー(U) サーペントガード(U) サーペントレギンス(U) サーペントブーツ(U) レスキュートップス(s) レスキューボトムズ(s) レスキューシューズ(s) パンサーキャップ(s) アーツ書 その他 エッセ・グリフ スピカル族の王族槍 綺麗なスピカル結晶(ダブルアタック,ヘイトアップ,攻撃力強化) 謎のテレシア LV080 テレシア 視覚 休息の岸辺 クエスト:憂愁のタルコ(コロニー6)対象クエスト中限定 武器 防具 アーツ書 その他 連星のレゾーナ LV096 レクソス 視覚 マクナ大瀑布の小島 クエスト:センニンの最終試練(マクナ原生林)対象クエスト中限定昼限定 晴れ・雨限定(熱波以外)崩し・転倒無効 武器 ヴァンダムバンカー(s2) 山紫水明の槍(s2) サテライトショット(s2) 勇者のカムカム(s2)ミーティアスタッフ(2s) エタニティナイフ(s2)デビルキャノン(s3) ウォーブレード(s3)ハイエントソウル(U) フルンティング(U) ベルデグリ(U) ムラクモ(U) 防具 レックスヘルム(s0) ヒエラクストップス(s1) zパワーフレーム(s1) ラーファガアーマー(s0)チャージギア アグリオスヘルム(U) アグニプレート(U) ロードレギンス(U) アーツ書 その他 ウェルス・グリフ 海王の長寿蒲焼 究極のレクソス結晶(抜刀テンション,スパイク防御,転倒時間) 大空のゴルテウス LV098 プテルス 視覚 断崖の橋付近の上空を旋回※詳細は下記参照 機神界中枢クリア後晴れ・熱波限定(雨以外)崩し・転倒無効 武器 サテライトショット(s2) エンドレスライフル(s2) デビルキャノン(s2) 英雄のカムカム(s2) 勇者のカムカム(s2)流星群のバクバク(s2) 太陽の杖(s2)アガペー(U) 完食のカムカム(U) 星杖アルコル(U) 防具 レックスヘルム(s0) レックスアーム(s1) グラシエルクィス(s0) Zアタックギミック(s0)アシュラヘルム(U) アシュラプレート アシュラアーム(U) アシュラクィス(U) アシュラグリーヴ(U) アーツ書 オチツケも シャットダウン ラストスタンド ラリアット その他 ウェルス・グリフ プテルスの天帝大翼 究極のプテルス結晶(炎熱追撃,HP吸収,オーラヒール) 豪獣のディガリウス Lv099 サウラー 視覚 腐敗した森手前 機神界中枢クリア後カウンタースパイク:転倒 武器 アトミックバンカー(s2) 雲竜風虎刀(s2) 無明長夜の鎌(s2) 山紫水明の槍(s2)太陽の杖(s2) ディストピア(s2) リーガルダガー(s2)ラゲルハンス(U) 天上天下唯我独尊(U) 星杖アルコル(U) 防具 ロンディネキャップ(s1) グラシエルブレスト(s0) アタックIIIブースタ(s0) ウラヌスフラップ(s1)アシュラヘルム(U) アシュラプレート(U) アシュラアーム(U) アシュラクィス(U) アシュラグリーヴ(U) アーツ書 ヒールバレット 疾風刃 風刃旋脚 ダブルウインド その他 ウェルス・グリフ サウラーの獣帝大牙 究極のサウラー結晶(戦闘不能抵抗,ダブルアタック,全デバフ抵抗) ※エリアマップをもとに進路を説明します。出現した(データロード)直後は「断崖の橋」の「橋」の文字の少し北におり、南西に向かって飛行。その後、「断崖」の文字の南にある大穴のまわりを半時計に飛行(この間はターゲット変更ボタンを押しても反応しないくらい遠くに行く)。出現してから75秒ほどでもとの出現位置まで戻る。周囲に通常のプテルスも飛行しているので間違えないように。 流麗のアルバトロだけどうしても場所がわかりません?時間とか関係あるんですか? -- 名無し (2010-09-11 12 51 32) 橋の下には鳥はいないんで、水面近くを飛んでるのがいたらそれがアルバトロ -- 名無しさん (2010-09-12 23 05 11) 約束の剣 -- 名無しさん (2011-10-22 20 43 50) 老兄のグラグースを倒した後にイベントを知って、居た場所に行きましたが、出現しませんでした。 -- 名無しさん (2013-07-15 01 49 44) 戦闘不能抵抗ジェムほしー -- 名無しさん (2015-05-21 20 56 06) アルバトロはAM11 00くらいから出た -- 名無しさん (2020-06-07 12 18 29) 名前 コメント
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117: 弥次郎 :2021/05/09(日) 00 23 49 HOST softbank126066071234.bbtec.net 憂鬱SRW 未来編鉄血世界SS「絶海の領域」3 P.D.世界 地球 オセアニア連邦領 ミレニアム島 屋外会談場 卓上にはいくつかのコンピューター、空中モニター投影機、そして書類が並べられた。 同時に、会談の参加者の喉を潤し、口のわびしさを紛らわせる菓子も同様に。 あるいは、卓上には文字通り花を添えるための花瓶もさりげなく、それでいて確かな美しさを放つように置かれている。 それらすべては、これから始まる戦闘の道具であった。また、議事録を作成するアンドロイドも部屋の隅に控え、無機質な目を議場に投げている。 火星連合代表のクーデリア・藍那・バーンスタイン、アーブラウ元代表の蒔苗東吾之介。この両名はまさに戦場にいた。 「さて、どこから話したものでしょう、蒔苗元代表?」 「ふふ、いろいろと積もる話はあるものじゃがな……」 会談は静かにスタート。号砲が上がってすぐに騒ぎだす愚は犯さず、互いの動きをけん制し合う--- 「では、単刀直入に。蒔苗元代表、貴方は、まだアーブラウの代表選挙に出るおつもりでしょうか?」 と思いきや、クーデリアは直球でいった。 これは前提条件であり最低条件。アーブラウとの国交を結ぶためには、蒔苗がアーブラウ代表に就くことが必要だ。 そして、そのうえで火星連合とアーブラウの間で交渉を交わして、経済圏と火星連合の戦争状態の終結を目指す。 そのまっすぐな問いかけは、嘘や婉曲な表現を許さないモノが含まれていた。 茶碗を持ち上げかけていた蒔苗は、その手を下ろして頷く。 「そのつもりじゃ。もっとも、今はこうして亡命しておるがな。まずはエドモントンに向かわなくてはならん」 これは、蒔苗の最低条件であり、前提条件だった。 汚職疑惑や火星連合との内通疑惑などを以て蒔苗は代表の地位を追われ、オセアニア連邦に亡命している。 とはいえ、それの追求元はギャラルホルンとの関係を持つ対抗馬のアンリ・フリュウらの工作の結果でもある。 それを跳ねのけるだけの材料として、火星連合が話が通じる相手であり、尚且つほかの経済圏ともども火星連合と争うことを選ばない方が得と証明しなくてはならない。 そしてそれ以前に、手続きなどを済ませるにしても本人がアーブラウの首都エドモントンに赴かなくてはならないのだ。 そして、本人にその気があるのかどうか。それを確認しておかねば、そもそも始まらない。 「なるほど。それでは私たちの間で取引はできるものとなります。 私はあなたをエドモントンに連れていくことができる。あなたは私の願いをかなえる立場に立つことができる。 これは公正で公平、尚且つ両者が得る利益がある。そう認識してよろしいでしょうか?」 「異論はない」 短い会話。されど、隙の無い会話。 ここで曖昧なところを残せばつけ込まれることはわかり切っているので、両者はその余地を徹底して省いた。 とはいえ、だ。これが両者にとって必要だったことは、繰り返しになるが当然だった。 では、と視線でアンジェラを促したクーデリアは卓上に紙を並べさせる。 「口約束ではいくらでもごまかせますが、古典的ですが契約書を交わすとしましょう」 「構わんよ」 まずはファーストステップ。 一先ずはアーブラウ代表に就いてもらうこと、そのためにセントエルモスが蒔苗を送り届けることが確定した。 互いの書いた書面に目を通し、抜けや漏れがないことを確かめ合い、交わす。これがまず始まりだ。 では、と今度は蒔苗が口火を切った。 「では、続きとまいろうかの……」 クーデリアはそれを受けた。 「では、教えてくれんか。おぬしら火星連合が独立してからこれまでアーブラウが被った害と、これから失う利益をどうするつもりなのかを、な」 やはりそう来たか、とクーデリアは一つ頷いた。 アーブラウ代表として、地球経済圏の利益以上に、アーブラウの利益を追求する。 一見、対火星連合という意味で協調をしているように見える地球経済圏だが、その内実は暗闘や腹の探り合いの連続だ。 目的は同じであっても決してなれ合いをしているわけではなく、むしろその後の利益の奪い合いが起こることは確実だ。 そして、もしほかの経済圏と強調することで得られる利益が、火星連合と和平することで得られる利益より少ないならば、選択の余地が発生する。 偏に火星連合が目の仇にされるのも、火星植民地及びコロニー群の独立によって多大な害を被ったからに他ならない。 そこをどうするつもりか、そのように蒔苗は問いかけたのだ。 118: 弥次郎 :2021/05/09(日) 00 24 34 HOST softbank126066071234.bbtec.net P.D.世界 地球 オセアニア連邦領 ミレニアム島 屋外会談場 警備詰め所 セントエルモスの陸戦隊と共に外部を固める鉄華団の面々の一部、オルガを筆頭とした経営陣は警備の傍らで蒔苗とクーデリアの会談を聞いていた。 彼らにとってはスケールの大きすぎる話ではある。だが、決して無関係ではいられないことでもあるのだ。 なぜ自分たちが苦しい生活を送ることになったのか。その根本の根本には、火星を支配するギャラルホルンと経済圏の意思があった。 だが、その経済圏側の事情などこれまで知る由もなかったし、どういう構造で搾取されていたかなど一部しか知らない。 いつまでも無知ではいられない。無知でいることは、そのまま貧しさや苦しさに直結するのだから。 「なあ、オルガ…」 「静かにしろ、今大事なところなんだ」 会談場に置かれたカメラからリアルタイム中継されているそれに耳を傾けるオルガは、真剣そのものだ。 彼は経営学のほかにも経済学を学んでおり、また、P.D.世界の経済構造についてのレクチャーも受けているので理解できるところが多い。 つまるところ、自分たちが貧乏なのは、地球経済圏にとって火星という惑星が資源の出涸らし状態であり、植民地経営の一環として搾り取っているからである。 クーデリアが交渉のカギとしていたハーフメタル資源というのは火星で現在も産出されている鉱物であり、同時に現在の文明維持に必須なものだからだ。 現状、その採掘や加工、輸送などは経済圏や大手の企業が一手に握っており、そのおこぼれはあまりにも市井に落ちてこない。 尚且つ、火星でとれる穀物や食料植物なども安く買いたたかれている状態で、火星は万年貧乏というわけである。 そうした状態が続くことで、火星は貧困に陥り、挙句に無法が蔓延する。 だが、視点を変えてみれば、経済圏としてはそうでもしなければ利益が得られない、ということでもある。 アーブラウも火星に植民地を有し、そこからの上がりで本国の経済を回し、生活を営んできた。 それはアーブラウだけの話ではないが、ともかく、アーブラウの国民を養うという目的のために必要なことであったのだ。 (搾取される側にとっちゃ、たまったもんじゃないがな) そう思うのだが、相手も必至ということだ。何しろ自分たちの生活が懸かっている。 得られた資源・食料などを輸送し、加工し、市場に流し、経済を循環させる。それだけで莫大な人間が仕事を得て、生活を営んでいるのだ。 そして、それが火星連合の独立によって破綻するかもしれないとなれば、当然のこと火星連合の独立を認めず、鎮圧をしようとするだろう。 (蒔苗の爺さんが指摘しているのもそこだな……) そう、実際に火星連合として独立したことでアーブラウを筆頭とした経済圏は火星から得られる利益を失った。 今はまだ落ち着いている状態ではあるが、下手をすれば経済的な混乱からの不況などが起こりうる状態でもある。 さらに、火星同様に搾取されていたコロニーの独立を火星連合がバックアップし始めたことで、経済圏の得られる利益は大きく減じることになった。 つまり、そこをどうするのか。何らかの補填をするのか、それとも無視してしまうのか、それ以外の手段をとるのか。 場合によっては、火星連合が提示する条件によってはアーブラウを味方につけることもできるということである。 アーブラウだけではない、他の経済圏に対しても同じことがいえる。 「ただ、相手に利益を差し出すだけじゃぁ、意味がねぇんだよな」 果たして、クーデリアもそれを蒔苗に対して突き付けた。 119: 弥次郎 :2021/05/09(日) 00 25 06 HOST softbank126066071234.bbtec.net 屋外会談場 「確かに経済圏との交易で火星連合が提示できるものは多くありますので、これまで通りの利益を得ることもたやすいかと思われます。 ですが、それでは形と名称を変えただけの搾取体制そのままとなってしまいます」 「ふむ……じゃが、こちらとしても損失を飲み込めといわれては困るのぉ」 アーブラウ代表であったころの蒔苗は、火星からの上がりが少ないことなどから損切りを考えていた。 だからこそ、火星独立運動で有名どころの人間と交流を持ち、その中でクーデリアと交渉を持った。 まず必要なのは経済的な独立、ということでハーフメタル資源が交渉の場に出され、それがたたき台となるはずであったのだ。 だが、状況は大きく変化し、火星連合は段階を経る前に独立を宣言し、事実として施政を行い始めたのだ。 蒔苗の側から見ても、梯子を外されてしまったといっても間違いではない状況だ。 「それはもちろん火星連合としても懸念しています。 これまでの反動から地球経済圏だけに害をなすような関係を作ることはお互いのためとはなりません。 しかし、かつてのままの関係でもいられない。だからこそ、独立した火星連合と経済圏の間で再度の通商条約などが必要となるのです」 クーデリアも蒔苗の指摘を受け入れた。 事情が事情とはいえ、相手のおぜん立てを蹴ったに等しいからだ。 「通商条約……大きく出たものじゃな」 「元々アーブラウの管轄であった火星の領域での経済的な低迷は私も把握しています。 だからこそ一方的な搾取を終わらせる良い機会ととらえました」 「そうじゃの。じゃが、上がりが良くなればそちらの条件を飲まなくてもよいわけじゃ」 「ですが」 蒔苗の発言にかぶせるように、クーデリアは断言した。 過去には戻らない、戻してはならないという意思を込めて、だ。 「すでに火星連合は独立を果たしており、これまでと同等のものを差し出せといわれても、それは受け入れられません」 すでに火星連合は独立しており、それは覆せない、覆してはいけない。そのようにクーデリアは断言した。 一瞬、蒔苗とクーデリアの視線が交差し、しかしほどかれる。 「……では、どうするつもりじゃ?通商条約を結ぶとしても、結ぶ価値はあると?」 その答えを、クーデリアは準備していた。というか、蒔苗はそれを知っている上でこんなことを言っている。 此方を試しているつもりか?とクーデリアは内心笑った。 「一方的に搾り取るだけでは、そもそも片方の利益でしかないのです。 だからこその通商条約と、相互利益ということですよ」 そこで始めて、クーデリアは笑みを見せた。 殺伐とした交渉の場に、少しばかり花が咲いたかのようであった。 120: 弥次郎 :2021/05/09(日) 00 25 45 HOST softbank126066071234.bbtec.net 警備詰め所 「どういうことだ?相互利益っつーのは……」 「さあ…?」 少し戸惑う声をユージンが出したので、オルガは他の団員のためにも解説してやることにした。 「……これまでは一方的に火星が買い取る側で、地球が売る側だったってことだよ」 オルガは手近な紙とペンをとると、ささっと絵図を書き始める。 地球と火星の二つの惑星と、その間を結ぶ矢印を二本。それは二つの惑星を結ぶ交易の流れであり、同時に金の流れでもあった。 しかし、その矢印は明らかに火星から地球に伸びる方が太く、大きく書かれていた。 「火星から物が地球に流れていくってのは知っての通りだ。 けど、それ以上に火星には地球で作られたものが売り込まれているんだよ。 まあ、正確に言えば買わされているって感じなんだがな」 そう。ただ絞るだけでは火星の経済が循環しなくなり、同時に上がりが減る。 そして、絞るだけでは地球で物が飽和し、値崩れし、これまた経済が回らない。 だからこそ、地球圏の産物を火星に売り込みつつ、同時に火星から買い取ることでバランスをとっているということになる。 オルガは矢印に貨幣のマークとコンテナのイラストを書き添えて続ける。 「クリュセだと、俺たちが入れねぇような店で高いものをうっているのを見たことがあるだろ? アレは火星で作られたものだけじゃなくて、地球から売られてきたモノが含まれている。 当然、高値が付くし、それだけの質がある。だからクーデリアみたいな高級層が金を出して買うわけだ」 「あー、そういえばそんな店結構あったな」 「それだけじゃねぇ。火星で作れないモノや調達できないものは山ほどある。いや、地球から買わざるを得ないものが多いんだ」 オルガの手は地球から延びる矢印をさらに付け加えながら続ける。 書き連ねるのは、P.D.世界の経済について学ぶ中で知ったいくつもの品目だ。明らかに火星が地球から買っているものが多く並んでいく。 「そうだな……ビスケットの実家の農場で使っている農薬があるだろ?あれの大本は地球経済圏の企業が握っている」 「そうなの!?」 「そう。ノルマをクリアするには生産量をあげる必要がある。けどそのためには高い値段の地球産の農薬を買わないといけない。 もっと言えば、あの農場で育てられているコーンの種だって地球由来だ。育苗とか育種を握っている企業に頭が上がらねぇんだよ」 「……ってことは?」 「そう。買いたたかれたコーンの販売利益を、さらに地球の企業に吸われているって寸法だ。 農業をやるにしても、そもそもの種がなければ始まらねぇし、成長促進や病気を避けるための農薬はなければ困る。例えそれが吹っかけられたものでもな。 こうすれば地球経済圏は最大の利益を得つつ、尚且つ一応の経済循環を作ることができる」 「これがクーデリアさんのいう、一方的な搾取……」 身近なものを例えに出され、ビスケットも合点がいったようだった。顔色は明らかに悪くなってしまったが。 「まあ、これも一種の交易なのは確かだ。そうまでしなければ、利益が出ないくらいにひどいもんだけどな。 だから、蒔苗の爺さんはおそらくやめてぇんだろう。けど、やめてしまうのも問題だってことになる」 「じゃあ、相互利益ってのはどうすりゃいいんだ?」 ユージンの問いかけに、オルガはにやりと笑って言う。 「それはこれからクーデリアが提示するさ。さ、続きをゆっくり聞こうぜ」 まだ交渉は始まったばかりだ。オルガはクーデリアがその答えを出すのを聞き出した。 121: 弥次郎 :2021/05/09(日) 00 26 33 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 とりあえず、途中まで、でした。 経済の話をがっつりするとか、これってホントにガンダムなのよね? 〇おゆうかな?かなかな? 126: 弥次郎 :2021/05/09(日) 00 41 10 HOST softbank126066071234.bbtec.net 118誤字修正を ×そう思うのだが、相手も必至ということだ。何しろ生活が懸かっている。 〇そう思うのだが、相手も必死ということだ。何しろ自分たちの生活が懸かっているのだから。
https://w.atwiki.jp/godzillatuyosa/pages/127.html
怪獣王ゴジラ(ミレゴジ) 初代以来の2代目 オルガ ミレニアン ●超兵器 ミレニアン円盤
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部屋の電気をつけず、窓に背を預けて月明かりを浴びる。 今日一日で起こった様々なこと。その中でわかった新しいことと、その思い。 自分が今まで、どんなものに守られていたのかを、痛感した。 ……この体たらくで、何を守るつもりだったんだろうなぁ。 浮かぶ苦笑も、どこか虚ろで。月を見上げて、ため息を吐く。 「ヒロトさん、少し、いいですか?」 「ん、いいよ」 そっと扉を開いて入ってきたユリアさん。俺の隣の腰をおろす。薄暗い部屋に聞こえるのは、お互いの浅い呼吸音だけ。 静かな、夜だった。 「ごめんなさい。今までずっと、黙っていて」 「気にすること無いよ。確かに言いづらいことだったと思うし、聞かされても俺も混乱したと思う」 ユリアさんはきっと暗い顔をしてるんだろう。そういう顔をさせていることが、なんだかいやだった。せめてユリアさんには、笑っていてほしいと思う。こんな時だからこそ、いつもみたいに優しく。 「怖かったんです、ずっと。あなたがお父様のことを慕っていたのは知っていたから。私のせいで、お父様が亡くなったって知った時に嫌われるんじゃないかって。そんなこと無いってわかってたのに、それでも、怖かった……!」 嗚咽交じりの告白は、俺の胸を強く締め付けた。俺はかける言葉が思いつかなくて、ただその肩を抱き寄せることしかできなかった。 月の白い光の中、ただずっとそうしていた。 陽菜が落ち着いたところで、すべての事情を説明することにした。話を聞いた陽菜は酷く驚いていたが、 「まあ、ヒロ君が何かに巻き込まれてるのはいつものことだもんね!」 と、無理して、それでも笑顔でそんなことを言った。 それを見ていた乃愛さんは小さく笑う。優しく見守る瞳が、少し照れくさい。 「さて……それじゃあ、今日一日に何があったのか、それを聞かないとな。そして、私の知っていることもすべて話そう。ヒロト君、君にとっては特に、重要な話だ」 「はい、覚悟はしています」 今まで自分が知らなかった何かを知らされる。得体の知れない恐怖を覚えたが、だからと言って聞かないわけにはいかないだろう。 乃愛さんの瞳をしっかりと見据えて、力を込めて頷いた。 「それじゃあ……まずは景気の悪い空気を払拭するためにもヒロト君、うまい飯を頼むよ」 と、乃愛さんが買い物袋を手渡してきた。結構重いな、何が入ってるんだろう? 買い物袋を覗き込むと――うわ。 「乃愛さん、あなた、また人の考えを」 ニヤニヤと笑う乃愛さん。あきれてため息も出なかった。やれやれ。 買い物袋の中には、すき焼きの材料が大量に入っていた。 用意した鍋は二つ。何しろ人数が人数だ。鍋ひとつではどうしても数が足りない。 まあ、これでも争奪戦は発生してしまうわけだが。 「っておいこら、シラタキの隣に肉を入れるな、硬くなるだろうが! 素人どもめ! その程度のこともわからないのか!?」 「お、お兄ちゃん、怖い……」 うるさい、すき焼きは戦場だ。戦場であるからこそ守るべきルールというものが存在するのだ。 って、肉ばかりを食べるなってばもう、野菜も食べろよ。 「アンタやっぱりへんなところで凝り性やなぁ」 「性格ですから。ほっといてください」 相変わらず頭にましゅまろを乗っけている沙良先生。落ちそうになるとぴょんと跳ねてその位置を調整している辺り、実は未知の生命体なのではないかという疑惑は消えない。むしろ深まる、ずぶずぶと。 そしてすき焼きの材料もほとんどなくなったころ、 「さて、みんなそろそろお腹もいっぱいになってきたころだろうし、暴露大会といこうか。さて、誰かカミングアウトしたいことがある人はいるかな?」 乃愛さんの言葉に、みなが一様に動きを止める。今日一日、様々なことがあった。それが頭を駆け巡っていく。 聞きたいこと、知りたいことがありすぎて、何を聞いていいのかわからないのが俺の正直な意見だ。俺が困っていると、美優が小さく手をあげた。 「うん、ミユか。さあ、存分に語るといい」 「はい……あの、その。き、今日ワタシが使った魔法のこと、なんだけど。わ、ワタシね、本当はこの世界の人間じゃないんです」 予想していたとはいえ、美優の口からそれを聞かされるとやはり衝撃を受けた。けどそれで親父が美優の過去を聞くなと言っていた意味もわかる。確かに異世界からやってきたなど、そう簡単に言えることじゃないだろう。ていうか信じろというほうが無茶だ。 辛いこともあったようだし、美優としては忘れられることなら忘れたかったのかもしれない。 「もうずっと昔のことだからわからないけど、たぶんユリアさん達と同じ世界にいたんだと思う。そこで、ワタシの村が、あの人たちに焼かれちゃって……その時に、お父さんがワタシを見つけてくれて、それで、うちに来たの」 村を、焼かれた、だって!? ファイバーたち、ユリアさん達の世界でそんなことまでやってたのかよ! しかもよりにもよって美優の村を……家族を、だと!? 美羽も美優の過去に絶句していた。その瞳に少なからず怒りが宿っている。俺達の妹にそんな辛い目を合わせたのだと思うと、それも当然だ。俺だって怒りを隠せない。 「こっちに来てからは、ずっと楽しくて。だから、元いたところのことは全部忘れちゃおうって思って、ずっと向こうの魔法は使わないようにしてたの。でも、今日あの人を見たら、村を焼かれた時のことを……」 美優が両手で顔を覆った。その体を、美羽が優しく抱きとめる。大丈夫、大丈夫だと。背中をゆっくりとさする。それは、いつかの夜に俺が美優にしてあげたように。 美羽は優しい瞳で美優を見て、 「「――――」」 俺を見て、互いに頷きあう。美優は大切な家族だ。たとえ別の世界から来たのだとしても、それを忘れるために隠していたのだとしても、それはたいした問題じゃない。 だから俺達は美優の兄として姉として、美優が今までどおりに楽しいと思って生きていけるようにしないといけないんだ。 気持ちは伝わっただろう。美羽は小さく微笑んで、また美優に視線を戻した。 「ミユの事は私も大雑把にしか聞いていなかったんだが、まさかファイバー達が関わっていたとはな。まったく、因縁とはどこまでも気に食わないものだな」 乃愛さんはいったいどこまで事情を把握してるんだろう。純粋に疑問を感じた。 ついで手を上げたのは陽菜だった。それを見て、美羽も表情を硬くする。 「あのね、ヒロ君。陽菜、ヒロ君に謝らないといけないことがあるの」 陽菜が俺に謝ること? 俺が陽菜に謝ることなら思いつくけど、その逆はまったく思いつかない。しつこいようだが、情けないことこの上ない事実だ。 「思いつかないのは当たり前だよヒロ君。だって、思いつくための材料、陽菜が全部隠しちゃってるから」 「材料を、隠す? どういう意味だ?」 陽菜は乃愛さんを見ると、乃愛さんは小さく頷いた。その指が小さく光り、俺の額を小突く。 と、 「……は?」 何かが脳内で砕け散った。何が変わったわけでもないはず、なのだが、頭の中の何らかの枷が確かに今、外れた。 「ねえヒロ君、お願いがあるの。『嘘をほんとにしてくれる』?」 「あ、ああ……お? お、おおおおっ!?」 わけがわからないままに肯くと、今度は脳みそが一気に爆発した。しかも、強烈な頭痛のオマケ付き。 目の前が真っ白に染まり、勢いで額をごちんと痛烈に食卓にぶつけた。 「いってええ!? 滅茶苦茶いてえ! なんだこれ、陽菜お前何した、なんか頭の中でバチバチなってるぞ!?」 ぐああああっ!? 頭の奥のほうから次から次に色々なものが浮かんでくる。 これは、記憶? けど、俺の知らないものばかり……いや、違う。これは俺の記憶だ。今までその影さえも見せなかった頭の奥底に封印されていた、俺の記憶だ。 「これ、が。陽菜がいう、謝らないといけないこと、か?」 ようやく痛みが引いてきてどうにかたずねることができた。 「そうだよヒロ君。ねえ、ヒロ君が陽菜と遊ばなくなったきっかけ、思い出した?」 ああ、思い出したよ。あまりにも凄惨で血生臭い記憶だ。 ある日、いつものように遊んでいたら、陽菜が野良犬に襲われていたのだ。俺が美羽達に呼ばれてそこにたどり着いた時には、陽菜は追い詰められていた。そして俺は陽菜を救うために――その犬を、殺した。魔法で殺したんだ。 俺はそのショックで体調を崩し、精神を病んでしまっていた。親父が死んだばかりだったことも関わっているかもしれない。おかげで俺はすっかり衰弱してしまったのだ。 だからその記憶を乃愛さんと陽菜で封印して、それ以来陽菜とは疎遠になっていた。でも、どうして? 「記憶を封印したばっかりの時は、何かの拍子で思い出しかねないから。だから、ヒロ君とはなるべく会わないようにしてたの」 「一応の目安としたのが高校入学までだったんだが、まあさすがに何年も会っていないと声をかけづらかったんだろうね」 陽菜を忘れていた間。それは、陽菜が俺を守ってくれていた期間でもあったのか。 「陽菜……ありがとう、俺の心を守ってくれて」 「元はと言えば陽菜が悪かったんだよ、あれは。ヒロ君はただ陽菜を助けてくれただけ。それでヒロ君が傷ついちゃったから、乃愛先生に助けてもらったの。それに……ヒロ君を助けることは、陽菜にはできないから」 最後に何かつぶやいたようだが、声が小さくて聞き取れなかった。でも、聞いても答えは返ってこないように見えた。 俺は自分の中に浮かんできた懐かしい記憶を辿る。そこでは、俺と美羽と美優と……陽菜が、楽しそうに街中で遊んでいる姿がある。辛い記憶ひとつのために、このすべてを押し込めていたことが、なんだか酷く悲しかった。 でもそれは、昔の俺の弱さが招いたことなんだから、甘んじて受けるべきなんだろう。 「陽菜。あの犬、その後はどうなったんだ?」 「さすがに人には見せられないって、お父さんがウチの庭に埋めてくれたよ」 そうか。じゃあ、一度手を合わせないといけないな。俺が奪った命なんだから、もう一度、今度はちゃんと向き合わなければいけないだろう。 俺の魔法。野良犬を一撃で葬った、貫く一撃。と、そこで気がついた。 「あれ……? え、ちょ、ちょっとタンマ。なんで昔の俺は普通に魔法を使ってるんだ!?」 今戻ってきた記憶の中で、俺はたまに魔法を使っていた。そして自分の魔法を正しく理解していた。それなのに、なぜかその内容が思い出せない。 これはいったい、どういうことだ? まさか、まだ俺の記憶の中には何かカラクリがあるのか? 「ふむ、ヒロト君落ち着きたまえ。それに関しては、私から後で話そう。それよりも、今は君に話を聞いてほしそうな人が、あと一人残っているよ」 そういう乃愛さんに促された先には―― 「私も、あなたに言わなくてはいけないことがあります」 酷く弱々しい様子のユリアさんがいた。 ユリアさんは、語りだしてもやはり何か迷っている様子だった。 「ヒロトさんのお父様は、元々は私の国の騎士だったそうです。それが、私が生まれる前にこちらの世界で奥様と出会いご結婚して、こちらへと移り住んだのだそうです。騎士を辞めても、何度か国のために戦ってくれていましたが」 それだけでも、俺には十分驚くべき事実だった。というか、美羽も美優も驚いている。これで驚くなと言うほうが無理な話だ。 親父がユリアさんの世界の住人だったって、じゃあ何か、俺達は異世界の人間のハーフ? 「元々お父様がこちらの世界へ渡ってしまったのは偶然だったそうです。その時に、奥様と出会い、そして恋に落ち、王国へ戻ってから正式に騎士を辞め、こちらの世界へと移ったのだとか」 世界を超えた恋物語だったのか。あのおっとりとした親父が騎士だったことにも驚くが、簡単には超えられない世界を超えた情熱的な恋をしていたのも十分な驚きだ。 あのバカップルっぷりもそういうことだったのかと思えば納得できると言えば納得できるけど。……いや、あの二人だし関係ないか。 「ところが、お二人が王国へ来た時に巻き込まれた事件のせいで、奥様は亡くなられました。なんでも、宗教団体同士の紛争に巻き込まれたそうなのですが、彼女は自分の危険を押してまで、その戦いを止めにかかったそうです。そのおかげで紛争は早期に解決し、団体同士も今では友好的な関係を築いています」 異世界でとんでもないことをやっていたのか、母さん。身の危険を顧みずに争いを止めようとした、か。 あの人は頑固なところがあったと親父からよく聞いていたから、少し納得できた。それでも、その宗教団体とやらには微妙な感情を抱かずにはいられないけど。 「ちなみに、その宗教団体は今では奥様を神の使いとして崇めています」 「「ぶふー!!!!」」 美羽ともどもコーヒー吹いた。おいおいおいこら、ちょっと待て! ひとんちの母親捕まえて何とんでもないものに祀り上げてるか!? 神の使い? ないないない、それはない! あの母親が神の使いって、えぇー……やだなぁ、その神様。 母さん、あなたいったい何をしたんですか……。 でもあの人なら何か突拍子のないことをしでかしていそうで怖かった。 「それから数年たって、王国の貴族達が連続で襲撃される事件がありました。護衛の魔法使い達も敵わず、目撃者を残さない完璧なやり口が恐れられ、緊急の対策が要請されました。そこで呼ばれたのが、ヒロトさんのお父様――タイヨウ様でした」 瞳が伏せられ、まつげが揺れる。ああ、そうか、それで親父は。 「その時、私はまだ幼くて物を知らず、あまりに無知でした。私は言いつけを守らず、一人で街へと出て行ったのです。襲撃者は私を狙っていたので、その隙を逃すはずはありませんでした」 その、襲撃者が、つまり、 「あの時の襲撃者も、間違いなくファイバーでした。そして、タイヨウ様は私を守り、ファイバーを退けたのです。ですが、私という足枷はあまりにも重過ぎました。その身に幾つもの大きな傷を負ったタイヨウ様は……」 それは、たぶん、あまりにも親父らしい最期だった。 今まで知らなかった、親父が死んだ理由。こんなところでいきなり聞かされるなんて、思いもよらなかったけど。 そうか……親父、ユリアさんを守って、死んだのか……。 沈黙が降りる。ユリアさんは身を硬くして俺の言葉を待っているようだった。 「親父……最期に、なんか言ってた?」 「『僕は生きた、こうして生きている。だから君も生きてほしい』と。そして、家族にあったら伝えるようにと一言『愛している』」 胸がぎゅっと苦しくなった。 そんな、こと。いちいち、伝えなくたっていいだろ。そんな、わかりきってる事、さぁ。 なあ、親父。 「私の知る彼ならば、きっと最後まで考え続けて生きたのだと思うよ。その結果選んだ道だ。彼はきっと、後悔はしなかっただろうさ」 「俺もそう思います。親父はずっと探してたから。自分の生きていく意味を。だから最期にそう言ったってことは、ちゃんとそれを見つけたんだと思う。だからユリアさん、そんなに怯えないで怖がらないで。ひとりで何でも背負わなくたっていいから」 「ヒロト、さん……」 そんなに怖がらなくてもいいんだ。親父が死んだことは悲しいけれど、殺されたことに怒りは覚えるけれど、だからと言って、親父の死をユリアさんひとりに背負ってほしくはない。いらない責任を感じてほしくない。 ユリアさんは流れる涙を拭うこともせずに、ただ涙を流し続けた。 「さて……それじゃあ、私の話になるか」 乃愛さんは居住まいを正すと語り始めた。 「まず、私の出身だがこの世界でも姫の世界でもない。どことも知らない、暗い世界さ。そこで私は生まれ、早々にその世界から追い出された」 「追い出された? どういうことですか?」 乃愛さんはどうもこうもない、と肩をすくめる。 「あの世界は弱肉強食の気が強すぎてね。親でさえ子を殺す。私はそれを逃れたものの、あっさりと追い詰められた。そして奴らは私を嬲るつもりだったのか、異世界へと放り出したんだ。ただ殺すだけでは飽き足らなかったのだろうな」 淡々と語られる異世界は、完全に俺の想像の範疇を超えていた。異世界と聞いて、遠く離れた外国程度の認識しかなかったが、世界が違えばそれほどまでに様相が変わるものなのか。 「その世界で私が得た名前がノア・アメスタシアと言うわけだ。それからまあしばらくは、放り出された世界で生きていて、そこでタイヨウさんに保護されたわけだ」 もう捨てた名だがね、と笑う。 「乃愛さんも親父に保護されたクチなんですか? ていうか、それって何年前の話で……いえなんでもありません愚かな質問でした」 表情ひとつ変わっていなかったのに身の毛もよだつほどの殺気を感じた。というか今ここにいる年長組って実年齢が不明にも程がある。 「まあ、それでタイヨウさんとミクさんについて回っていたからな。ファイバーとも何度か出会っている。まさか向こうが私のことを覚えているとは思っていなかったが。なかなか律儀な性格だな」 乃愛さんはあまり面白くないのか、不満を隠しもしない。ファイバーのことを相当嫌っているようだ。親父や母さんを相当慕っていたようだし、それも仕方のないことなのかもしれない。 「特に、ミクさんにはとてもお世話になったよ。今の私があるのは彼女のおかげと言ってもいい。正直、彼女の血を半分受け継ぐヒロト君やミウには嫉妬を覚えたこともあるんだよ」 「うわ、想像もできないや、アタシに嫉妬する乃愛さんなんて」 昔の話だと笑う乃愛さん。その横顔から何かを読み取るには、俺には経験が足りなさ過ぎる。 「まあそれで、いろいろあって、君達と直接顔を合わせたのはミクさんの葬儀のときだったか。それからは、君達と私の付き合いだから話すことはとくにはないだろう」 乃愛さんが俺達に色々と世話を焼いてくれる理由。それはもしかしたら、乃愛さんなりの親父と母さんに対する恩返しのようなものなのかもしれない。 「そして、ヒロト君、君の魔法に関する記憶だが……実はそれは、君自身の心の問題に起因することで私にはどうしようもないんだ。というか、私は何もしていないんだからどうしようもないんだよ」 「俺の、心の問題? 何もしていないって……何も、ですか?」 「そ、君の心の問題だ。君が自分の魔法を忌避する理由、理解できない理由。それらに関しては、君自身がどうにかするほかない。私だって驚いたんだ、君が、君の魔法を忘れている事実にね」 俺の心に問題があって、魔法に関する記憶を封じてしまったのか? 記憶の中では、幼い――少なくとも陽菜を守るために魔法を使ったのが、最後だ。あの時は確かに、自分の魔法の何たるかを理解していた。だからそれ以降。目を覚まして、入院して――退院した後だ。乃愛さんが俺の記憶を封印したのは。そしてそれ以降、俺は自分の魔法を理解して扱ったことは一度もない。 いったいどういうことだろう。わけがわからず困惑する俺だったが、乃愛さんはそれ以上何を言うつもりはないようだった。 後は自分で何とかしろ。そういうことなんだろう。 「さて、これで話は終わりかな? それじゃあ他に、何かカミングアウトしてみたいことがある人は言ってみるといい。そういえばみんな知っているかな、ヒロト君の尻にはほくろがあるんだが、実はこれ」 「セーイ! セーイッ!! 何を突然カミングアウトしてるんですかっていうか、なんでそんなこと知ってるんですか!?」 「まあ気にしない気にしない。ほら、他に何かないかな?」 いや、気になるって。俺の尻のほくろなんて、俺だって知らないぞ!? え、見たの? もしかしてみたんですか乃愛さん。いつ、どこで? 謎を解き明かしたと思ったら新たな疑惑の誕生かよ。しかも結構気になるぞこれ。 「はーい! 俺が大翔を愛するようになったきっかけは、夜の路地裏でお互いに痛い思いをしながら刺したり叩いたりしたことがきっかけです!」 「そして貴様の物言いは明らかに悪意がこもってる!」 二日目参加者とか一部の方々がたくましい想像力を働かせそうだからやめろ! ていうか美優は瞳を輝かせるな、頬を染めるな呼吸を荒げるな! 貴俊は『嘘は言ってないのに~』などと体をくねくねしているが、キモイからやめろっつってんだろうが。 「じゃあ俺もカミングアウトな! 貴俊は実はSに見えるがMでもある! セルフSM機能付きだ!!」 「いや兄貴、それカミングアウトじゃなくて告発じゃん。しかもあんまり聞きたくない類の情報だよ……」 「おいおい大翔、いくらなんでもそりゃひでぇってもんだ。俺がS? 俺がM?」 やれやれ、とゆっくりと立ち上がり、自信に満ち溢れた力強い仕草で己を指差した。 「なめるなよ? 俺は……ドMでドSだ! 間違えんじゃねえ!!」 「うわぁぁ、言わなきゃよかった!!」 より深い領域の存在だったか、貴俊。自信満々にそんな事言う人間初めて見た。と、言うかだな。美優の表情が余りにも満たされすぎていて逆に引くんだが。 「ああんじゃウチも。ましゅまろな、実は今年でハタチになんねん」 「そうなのですかっ!?」 これも地味に驚きの情報だった。いやでもハタチって。ぬいぐるみにハタチって。むしろそれがいったいどういう原理で動いているのかの方が気になるんですけど。 その後、このカミングアウト大会は俺がツッコミ疲れて力尽きるまで続けられた。 カミングアウトしている人たちは、実に満足げな顔をしていた。 思い出したら頭痛くなってきた。 へんにシリアスになるよりはやりやすいけど、なんかこう、もっと空気ってもんがあると思うんだよ。 「この家に来るのは、二度目なんです」 「え、そうだったの?」 ユリアさんは小さく肯いて、ちらりとこちらを覗き見た。 すこし頬を上気させて、どこか緊張しているように見える。 「タイヨウ様の葬儀のときに、ほんの少しだけ」 「そうだったんだ……来てくれてたんだね。ありがとう」 ユリアさんは小さくかぶりを振ると、またこちらをじっと見ていた。その視線は、何かを期待しているようにも見えた。なんだろう? 「ユリアさん? どうかしたの?」 「いえ、なんでもないんです」 それでも、その顔からは落胆が見え隠れした。 「ヒロトさんは、魔法を使いたいんですか?」 「魔法か……使いたいというか、使えないことに少し疑問を感じるのは確かかな。昔は使えたものが何で使えないのか、使おうとしなくなったのか。その理由は、知りたいよ」 だって、もう思い出したから。 俺は親父に、この魔法をしっかり使えるように、鍛錬と同じように練習していたのだ。魔法は格闘術と同じく、親父が俺にくれた大切なものなんだと思い出したから。むしろ格闘術よりも前から習っていたんだ。 うまく魔法が使えなかった俺を、母さんは優しく慰めてくれた。父さんは何も言わずに使い方を教えてくれた。それがとても、嬉しかった。うんまあ今思えばその訓練方法は無茶苦茶だったけどな! それを自分で封印してしまったと言うのは、さすがに少しどころではなく、悔しい。 「うん、悔しいよ。親父が残してくれたものを否定するのは、すごく悔しい」 握りこぶしを見つめる。この力は俺のもので、俺だけのものじゃない。 「守りますよ、今度こそ、私が」 「ユリアさん?」 そっと俺のこぶしを両手で包み込んだ。 え、あの。 「あなたの魔法は、きっといつか取り戻せます。だからその日まで、もう今日みたいな、あんな無茶はしないで……私があなたを、守るから」 なぜそんなに切ない顔をするんだ、君は。俺は戸惑い、声をかけることができなかった。 それに、それは約束できないことだった。ファイバーたちは必ず何かしら仕掛けてくるだろう。それをただ見ていることはきっと俺にはできない。ユリアさんもそれはきっとわかっている。 わかっていて、こんなことを言うのだろうか。 「あなたは、ひとりじゃないから。だからそんなに、頑張らないで……」 その言葉は、酷く優しく心を抉った。
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年 2007 場所 マンハッタン沖 作品 MGS2 別名 偽装タンカー沈没事件・マンハッタン沖タンカー沈没事件 概要 ソリッドスネークによりタンカーが制圧され沈没し、 甚大な環境破壊が発生。首謀者、ソリッドスネークが死亡した …とされる事件 カバーストーリー 以上の概要は愛国者達によって流されたカバーストーリーであり、 偽装のために石油タンカー1隻をわざわざ沈没させた その理由は、アーセナルギア建設のため 最初から仕組まれていたのであった 事件の経過 事件以前 オタコン宛に「EE」名義のメールが届く それは、RAYの演習をリークするものだった フィランソロピーは新型メタルギアの公表を目的に潜入を計画する 謎の部隊の襲撃 ソリッドスネークの潜入と共に ゴルルゴビッチ私兵部隊がタンカーを強襲 タンカーの外部を哨戒していた海兵隊員が命を落とす スネーク、ゴルルゴ隊のオルガと交戦、気絶させる ゴルルゴ隊タンカーの内部に侵入。船倉以外をほぼ掌握 スネーク、ゴルルゴ隊と交戦。オセロットが同士討ち スネークがオタコンに新型メタルギアの写真を送信する タンカー沈没 ゴルルゴ隊が船倉を掌握。海兵隊のスコットドルフが死亡 オセロットの裏切りによってゼルゲイゴルルゴビッチ死亡 RAY、オセロットによって起動。タンカーを破壊しつつ逃亡 スネーク、オタコンの助けでタンカーを離脱 人物のその後 人物名 事件後 スネーク 死亡と公表 オタコン 指名手配される オルガ サニーを出産。オセロットと合流 オセロット ソリダスと合流 事件後 マンハッタン沖、海洋汚染される そのため海洋除染施設ビッグシェル建設される
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空が見える一日(朝) 朝、閉ざされたカーテンの隙間から射し込む陽光が蘭堂の顔を照らす。 眩しげに1回、2回寝返りを打った後、目を覚ます。 「あー、眩しい。あれ?なんか暖かいな。日光・・か?」 キョロキョロと室内と自分の体を見返す。 うん、トイレと風呂と安さが自慢の安アパートの一室に頭にはターバン。 ここは間違い無くナニワアームズだ。 ・・・?なんで地下に日光が?? と寝ぼけた頭で首を傾げていると携帯電話が鳴り響く。 「はいはい。こちら蘭堂 風光ですよ。」 『あ、蘭堂さん?守上だけど』 「お、守上摂政か。おはよう。珍しいね、どうしたん?」 『衝撃の事実!ちょっと、外を見てみて』 「外を見れば良いの?」と話ながら窓に近づく カーテンと窓に手を伸ばし、開いたその先には・・ いつもの見慣れたナニワの天井と そこにぽっかり穿たれた大穴と 透き通るような青空が 眼前一杯に広がっているのであった。 あんぐりと口を開けて呆けたように空を眺める蘭堂。 砂漠特有のひんやりとした澄んだ風が頬を撫でてゆく・・。 『蛇神様が天井ぶち抜いて降りて・・・・』 『・・・盆踊り大会・・・・』 『・・暮里が・・をやっつけ・・・』 『もしもーし。聞いてますかあ?』 トイレと風呂と破格の安さが自慢の我が安アパートの一室は、 一夜にして絶景のビューポイントにクラスチェンジしていたのであった。 流石アイドレス。想定外だ!! 次のページへ >>
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勝手にトトカルチョ2 240 :勝手にトトカルチョ2 [sage] :2005/12/29(木) 20 33 29 ID ??? ガンダムファイト・アメノミハシラ杯 カフェ兼トトカルチョ投票会場 ルナ「キー! あのキョシヌケー、何やってんのよ!」 レイ「そう熱くなるな。たかだか1000アースダラーだろ」 ルナ「たかだかじゃないわよ! アイツがKOで勝ってれば戦績連番的中で大穴万券だったのよ!」 レイ「………(勝てないから大穴なんだろうが)」 ルナ「撃破順、敗北方法、もう少しだったのに!」 レイ「(スタスタ)換金を頼む。オーブ単勝だ」 トール「毎度。オーブはロンド家の地元じゃ人気無くてさ。単勝でも買う人少ないんで高配当だよ」 ルナ「あんたも買ってたの? しかも当ててるし」 レイ「気にするな。俺は気にしない」 クロト「ザマーー見やがれ。ザフトのキョシヌケヤロー」 オルガ「そう言うなよ。おかげで儲かったんだしよ」 シャニ「単勝でもオーブ買っといて良かったよねー」 トール「お前達、また的中か。つうかザフト嫌いなだけだろ」 クロト「当ったり前だ。TVで白い方に、DVDで緑の方に殺されたんだぞ!」 オルガ「前の試合も、俺に濡れ衣着せたヤツを避けたら当たったしな」 シャニ「折角だからミナ様とミーアのディスクくれよ。売店兼任なんだろ」 トール「毎度ありー。フレイの限定版ディスクが先行販売中なんだけど買ってくかい?」 シャニ「なになに………デビューシングル『恋のファイナルアトミックバスター』だってさ」 クロト「格ゲーのプロレス技みたいな名前だな」 オルガ「つうか直訳『究極核攻撃』ってヤバくないのかよ」 トール「ちゃんと『アズラエル理事が絶賛』て書いてあるだろ」 シャニ「あのオッサン………うざーい」 241 :勝手にトトカルチョ2 [sage] :2005/12/29(木) 20 34 47 ID ??? ナタル「メイリン・ホークはいるかな?」 メイリン「はい。私ですが、なにか」 ナタル「次の試合まで時間があるな。ここでは話し難いので、少し顔を貸して欲しい」 メイリン「あ、はあ。バニーガールに連行される私。どうなっちゃうんだろ?」 ナタル「誘拐犯みたいに言うな!」 メイリン「(スタスタ)ここでいいですか?」 ナタル「ふむ………そこだ!」 メイリン「キャ!」 小さな機械がバラバラ落ちて壊れる。 ナタル「最近流行の盗撮男に、多分ラクス達の仕掛けた盗聴器だな」」 メイリン「い、いつの間に…つーか一体何個仕掛けられてた―――!!!」 ナタル「声がデカイ!」 メイリン「ムギュ!」 ナタル「とりあえず用件を言う。先程の試合、お前の賭けた物が大穴でな」 メイリン「え、本当ですか! やったー美味しい物でも食べよー」 ナタル「スイス銀行に特別口座を作り振り込んだのでその手続きを」 メイリン「賭け金、口座引き落としで賭けたんだから、その口座に入れればいいのに」 ナタル「額が額なんでな。特にラクスに知られると不味かろう」 メイリン「大げさな。一体いくらなんです」 ナタル「気をシッカリ持てよ。ゴニョゴニョ………」 メイリン「なんですと―――――!!!!!」 ナタル「声が大きい!」 メイリン「なにかの間違いじゃ? 確かにオーブの勝ちで撃破順とかも買いましたけど」 ナタル「ああ、誰がどの順で誰に負けるかまでキッチリ当たっていたぞ。最高配当だ」 メイリン「でも金額の桁が違いませんか?」 ナタル「既に衛星放送で世界規模の娯楽と化しているからな。賭け金も凄い事になっているぞ」 メイリン「それでも………(私1000アースダラーしか賭けてないはずだし)」 ナタル「引き落とし後払いとは言え1000kアースダラーも賭けるとは、なかなかの勝負師だな」 メイリン「1000k(100万)賭けてた―――――?!!!!」 ナタル「ほら。手続きは済んだ。良いか、くれぐれもラクスには知られるなよ」 メイリン「………(もしオーブが負けてたら今頃………)」 ナタル「これを期にラクシズを離れて幸せになってくれよ。お前は良い子なんだから」 (この大金がどう使われたか。それは180-186を参照してくださいw) ラクス「キー! あのキョシヌケー、何やってるんですの!!!」 キラ「ラクス賭け事はやめようよ。活動資金まで!」 ラクス「お金がなければアスランから巻き上げればよろしいですわ」 キラ「(ポンと手を叩く)それもそうか」 ラクス「おーほっほっほっほー」 <了> http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1134955306/240-241
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482: 名無しさん :2020/08/21(金) 22 25 09 HOST p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp OGクロス会話集・未来編その3 「アルゼブラについて知りたい?」 「あー、はい。自分らが提携する企業がどんなもんか気になって」 「ふむ、そうだな。細かく説明すると時間がかかるから、簡単に説明しよう。連合には社員一兆人を超えるメガコーポが数百社あるが、その中でも最古参のひとつであり上位の企業だ。その力は下手な星間国家を上回る」 「……えっ?」 支社長室から帰ったあと、ブラフマンにアルゼブラのことを質問するオルガ。 「うわぁっ!」 「な、なんだぁ!?」 「怖がらなくていい。こいつは作業用アンドロイド、トゥエルヴだ」 「作業用アンドロイド!?」 「ふぇ……」 戦闘後の後片付けのため、エウクレイデスから降りてきたアンドロイドに驚く少年たち。 「あー、やっぱり十年ぐらいかかるか?」 「だね。頑張っても一、二年早くなるくらいだよ。それならアルゼブラと提携しつつ準備を整えた方がいい」 「あああっ! 足りないものが多すぎんぜ!」 中長期的計画をを話し合うオルガとビスケット。 「えー、アルゼブラと話し合った結果、年長組は全員大学を目指してもらうことになった」 「「「ええええええええ!?」」」 「受験は三回までならアルゼブラが受けさせてくれるし、学費も出してくれるんだ。このチャンスは逃せないよ」 「あと最低でもひとり。できれば二、三人は、医学部に行ってもらいてえ。よそから来てもらうのは厳しいからな」 「「「うげええええええええええ!?」」」 「スネかじらせてくれるって向こうから言ってくれてるんだから、精々甘えさせてもらうとしようや」 オルガの無茶ぶりで、年長組が全員大学受験決定。 「俺まで勉強する羽目になるとはなぁ」 「こちらから送った機材も整備していただくので、何とか覚えていだかないと」 「言われんでも分かっとるよ」 新たな機材について学ぶ雪之丞。 「あああああっ!! 糞ッ!!」 「落ち着け昭弘!」 「でもよっ!!」 「荒れてるね、ヒューマンデブリだった連中」 「仕方ないよ。連合との約束通りギャラルホルンが仕事してれば、ヒューマンデブリなんかにならなくて済んだかもしれなかったんだし」 エドモント条約の内容を知って荒れる昭弘たち。 483: 名無しさん :2020/08/21(金) 22 25 53 HOST p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp 「ふたりとも何見てんの?」 「ああ、ネットで無料動画をね」 「ふーん、面白い? おすすめは?」 「今ハマってるのは、ゆっ○り解説動画の孫子シリーズとつぶれた企業シリーズかな」 「面白おかしく説明しているが、なかなかためになるぜ」 アルゼブラが用意した携帯端末で、ネット動画を楽しむオルガたち。 「バカヤロウ! パスワード解除してまでポルノサイト見るんじゃねえ! しかもしっかりワンクリック詐欺に引っ掛かりやがって!」 「す、すみませんでしたぁっ!!」 「こりゃあ、ネットの使い方も教えなくちゃダメかね」 「あと思春期のアレコレの発散方法もな」 「仕事が増えるなぁ」 他愛のないトラブル。 「人型機動兵器との戦闘では、射撃武器を回避する際は持っている手の外側のほうへと動くのが基本だ。 人間の身体の作りだと、腕というのは外から内へ動かすより内から外へ動かすのが苦手でな。それを模した人型兵器も、基本的に同じ特徴を持っているんだ」 「なるほど」 「まあ、基本は基本だからな。それから外れたやつもそれなりにいるから気をつけろ」 鉄華団に対する教導。 「ありがとうございます!」 「本当に助かりました!」 「卒業したら、アルゼブラ系列の会社に就職してもらうつもりだからな。そんなに礼を言わんでもいい」 妹がアルゼブラが建てる学校へ行けることになった事を喜ぶ、ビスケットとタカキ。 「今度はチョコか」 「火星ヤシ味以外もある」 「小さい分安いんだなこれ」 チロ○チョコを楽しむ鉄華団。 おまけ トゥエルヴ 全高 175cm 重量 85kg アルゼブラが開発した、作業用アンドロイドの12番目の発売モデル。 表情のない顔に、全身が白い肉体を持つ。 センサーとコアが入った頭部以外は全てナノマシンで構成されているため、体の形状をかなり変形させることができる。 安価で販売されているため、電子生命体が自分の体の素体として使用する事も多い。 484: 名無しさん :2020/08/21(金) 22 26 26 HOST p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp 以上です。 転載はご自由に。
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エレナウラジーミロヴナ(エレナ・ウラジーミロヴナ) ギリシャ国王の系譜に登場する人物。 関連: ウラジーミルアレクサンドロヴィチ (ウラジーミル・アレクサンドロヴィチ、父) マリアパヴロヴナ(2) (マリア・パヴロヴナ、母) ニコラオスティスエラザスケザニアス (ニコラオス・ティス・エラザス・ケ・ザニアス、夫) オルガティスエラザスケザニアス (オルガ・ティス・エラザス・ケ・ザニアス、娘) エリサヴェトティスエラザスケザニアス (エリサヴェト・ティス・エラザス・ケ・ザニアス、娘) マリナオブグリースアンドデンマーク (マリナ・オブ・グリース・アンド・デンマーク、娘)
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身長:160cm 体重:98kg 誕生日:7月7日 血液型:なし 趣味、特技:掃除 イツキ・インダストリーが製作を続けているアンドロイドの最新型。 かなり人間に近い思考回路を持つ。 メイド型である理由はマーケティングを反映したためとされている。 (カード解説より) 携帯サイトのFLASHゲームのご褒美ヴォイスは 『修理ありがとう御座います。必ずお役にたちます』 最新型らしい。 後継機I-9の立場は? イラストが少女型に見えないのですが・・・ とりあえず片手にバズーカ、片手にガドリング砲を抱えて連射している姿がストーリーで確認されている。さすがはアンドロイド。 百地奈名にからかわれて頬を赤らめてるところを想像すると結構可愛いよね? さすがは乙女回路。 saga3の“キッチンモード”のイラストのカード化を所望する人間も多い・・・はず。 頑張り屋さんだがメイドとしては役に立たないようで、紅茶を出そうとして藍子に笑顔で止められている。 反面、聞仲を撃退するなど戦闘能力はきわめて高い。 175 :ゲームセンター名無し:2007/07/07(土) 00 38 15 ID kVOXudac0 ナナか……そんなメイドボーグもいましたね。最初の頃は使ってたけど、今は全然だなぁ。 茗子の登場で、『白では貴重な高パワーキャラ』というポジションも危うくなっているあたりが不憫だ。 176 :ゲームセンター名無し:2007/07/07(土) 00 38 54 ID 2LDCmVsYO よし、明日ナナにドジッ子させる! 177 :ゲームセンター名無し:2007/07/07(土) 00 48 16 ID D1Ddz+aA0 ナナ使ってたけど足1はつらすぎる。 余裕で脇抜けられちゃうからなぁ。 とりあえずエンジェルリングカワユス。 まこちゃんオルタばっかだけどキャラは書いてないの? 178 :ゲームセンター名無し:2007/07/07(土) 00 52 26 ID a2lrJM4JO 今日はオレの…じゃなかったw ナナの誕生日だぁ! MBカードに本家ナナのキッチンモードとアサルトモード突っ込んで七夕行ってくるぜぃww …解る奴にはバレてるな俺ww 179 :ゲームセンター名無し:2007/07/07(土) 01 07 23 ID 5wr0upm70 『ご主人様、ご主人様、ピンチが危険ですぅ!』 2007年俺的声に出して読みたい日本語大賞のグランプリだわ。 ソフィーちゃんすんばらしい。 誰か俺のオルガとジリアン交換してくれ~。 オルガ3枚もいらないよ~orz 180 :ゲームセンター名無し:2007/07/07(土) 01 13 33 ID qbJmekWK0 178 いやいや今日はロュス姉さんの記念日みたいなもんでもあるぞ。